廊下を歩いていると、階段の端で男女が話してるのが見えた。 その男の子は佐野くんだった。 なに、話してるんだろう。 気になって私は立ち止まり二人の会話を聞いてしまった。 話し相手は学年の間で人気の津田亜子ちゃんだった。 「佐野くんが好きなの。付き合ってくれない?」 まさしくそれは告白の真っ最中だった。 佐野くんの答えは・・・? 「悪いけど俺、好きな子いるから」