朱の蝶

あなたも、わたしも知っている

同じ道を歩めるとすれば
それは、この世ではない

「ゲン、逢いに来てくれて
 ありがとう
 
 アンタに逢えて良かった」

「チカ・・・」

千景の声が、別れの日と
同じように代わる。
 
「ここに、アンタの居る
 場所はない

 はよ、仲間のとこに帰り」

「二代目、それでは・・・」

「タスク
 アンタは黙っとき

 はよ、帰って・・・」

お前の瞳は、俺に今すぐ
ここから出ていけと言う。

その瞳に、嘘はない。

四柳の声・・・

「続き、始めよか?

 セキガミ
 面白いとこ
 邪魔すんなや」