あんたに・・・

貴方だけに伝えたい

私のHERO・・・

「・・ゲン

 アンタに
 
 逢いたかった」

私の言葉に、何かが起こる。

私の言葉は、男達の胸に
突き刺さる。

祐の胸を、切り裂く・・・

ざわつく声は鳴り止まない

先代を殺した、憎い男に
確かに今、二代目は
『逢いたかった』

そう、涙声で告げる

二人の関係は・・・男と女?

神前組の男達は、命をかけて
守ろうと思っていたものを

その言葉で、見失う。