朱の蝶

手を退けた時、お願いやから
この私に力を貸して・・・

今は、この手を退けられへん

ざわざわ・・・

全てを見たくないと目を瞑る
私に感じる空気が変わる。

何、どうした・・・?

聞こえる声・・・

「お前、誰や?

 今頃、何しに来やがった
 抗争は、直に終わりやで
 
 ヒーローにでもなった
 つもりかいな、アハハ
 幾らなんでも遅すぎまっせ」

HERO・・・?

アンタは、誰?

笑う、男達の声・・・

誰・・・

本当に、HEROなの?

「ヒーロー?
 俺は、そんなカッコイイもん
 じゃねえよ
 ・・・どちらかと言えば悪者
 ・・・親の敵」