朱の蝶

「・・・過去に世話に
 なった奴がようさん
 居るわ

 この俺をバカにしてくれた
 奴等がようさん・・・

 何しに、来やがった」

「何しに?
 
 お前は、相変わらず
 アホやな
 出入りに決まっとるやろが
 遊びに来たんちゃうで」

「出入り、抗争?
 その意味、分からんなぁ
 俺がいったい、お前等の組
 に、何した?
 何もしてへんやろう?

 その相手に、これかい?
 神前も落ちたもんやな」

呆れた表情を浮かべる、四柳

確かに、奴は何もしていない

「うちの組のもん、端に置いて
 何、白切っとんじゃ

 遅かれ早かれ、神前
 潰すつもりやったんやろが?

 つべこべ言わんと、今
 ここで遣ったれや」