朱の蝶

「二代目、貴女です」

心配そうに私を見つめる、祐に
私は微笑みかける。

「タスク、心配せんとき
 私も、アホちゃう

 何度か電話で話して
 信頼できる、そう思った
 から会うんや

 でも、何かあった時は
 タスク、頼むで」

「はい、任せてください
 命に代えても守ります」

開かれる店のドア・・・

両隣に二人、後ろに一人
三人の男を従えただけの
神前組二代目の姿に驚く
柳五。

煌びやかな照明、賑わう声
お酒の香り・・・

店の中にある螺旋階段の
上から見つめる男達。