「さあ、ハルちゃん
 どうぞあがって・・・」

「いえっ
 ゲンさんのお留守に
 勝手にお邪魔するような
 事は、私にはできません

 それに、彼女が・・・」

春華さんは、私を指差した。

「ユミ・・・
 違う、あなたは誰?」

ラフな部屋着にボサボサの頭

二人の登場に驚く私に
彼女は言う。

「セキさんの、お母様よ」

「初めまして
 カンノ、チカです」

「カンノさん?あなたは
 ここで何をしてるの?」

「えっ、その・・・」

何て言おう・・・