朱の蝶

ポケットの中に眠る札束から
お金を取り出し、支払う。

一階へと降りると食料品が
ずらりと並ぶ。

おいしそうな苺・・・

私は買い物籠を持って
食材を選び、買い込んだ。

自転車に乗って、私は
来た道を戻る。

見慣れなかった町並みが
今ではもう、知っている
町並みに変わる。

大好きな街に変わる・・・

ここを過ぎれば、辿り着く。

「おかえりなさい」

「おばさん
 自転車、ありがとう
 
 うわ、きれい
 近くで見てもいいですか?」