起き上がる貴方の汗にまみれ
た背中には一面、針の跡。

毒気たっぷりの女、男?が  
そこに居座り

弦は、自分だけのもの
だという。

一心同体・・・

弦の中に生けるもの・・・

貴方は、ベッドの端に腰を
下ろし、何も言わないまま
私にその背中を見せる。

私に委ね、そしてゆっくり
とシャツを身に纏う。

「こっち向いててやるから
 着替えろよ
 
 シャワー浴びるなら
 浴びていいぞ」