見上げた私の頬に、弦の
濡れた髪から落ちた雫が
あたる。

ぽたっ

ぽたっ

雨の雫みたい・・・

私は、弦を見つめて願う

「一生、居ても・・・」

貴方の唇が、私の唇に触れた

熱い口づけに私の体は火照る

独りきりが死ぬほど
寂しいから

ただ、温もりが欲しいから

それだけでいい・・・

それだけで、十分だよ

ここは、貴方の部屋・・・

大きな黒いベッドに横たわる
二人、止まらない口づけ

唇が離れ、着ている洋服に
手をかける私に、貴方は言う