「うわぁ〜。若いねぇ☆二人はそんな関係にはならないの!?」




………は??




そんな、関係って…






「…言いたいことはなんとなくわかりますけど、全然、ですから。それに興奮すると血圧上がりますから、ちゃんと休んでくださいね。私、行きますから☆」


そう言って私は会釈をしてから、退室した。






そして廊下を歩きながら、モヤモヤしていた私。




恋愛関係なんて、ある訳ない。


だって私はともかく、朝比奈君は絶対思ってないって!!うん!!


って、私は『ともかく』って!!?


違う違うっ!!


私も恋愛関係なんて求めてないってば!!


私は職場に特別な感情なんて持ち込みたくないの。


…器用じゃない私は、絶対仕事に差し障るから。


竹内さんが面白がって言ってるだけ。そう、それだけだよ。


さぁ、仕事だ!!




そう頭の中で全否定して、次の仕事に切り換えした。