「…そうですか?」


言った私も混乱していたけど、言われた彼も混乱しているようだった。




…なんかマズイこと言ったかな??


「…あの、馴れ馴れしいとか悪い意味で言ったんじゃなくて…。えっと、うんとね…、あっ、そう!!弟みたいな!!私の方が年上だし、うん、そんな感じ。」


私はパンッと両手を叩いて言った。


とっさに言ったとはいえ、いい例え、…と思う。うん。






一方の彼はというと、


「…へ?蒼森さんって年上なんですか?」


キョトンとしていた。


『食いついたの、年齢かよっ!?』って、突っ込みたかったけど、ここは我慢しておこう。