あー、行きたくないっ!!


でも、少しでも早く帰りたいし。


はぁ…。


覚悟…、決めるか。


私は外来カルテと情報用紙を持って、彼のいる病室へと向かった。






「…。失礼しま〜す…。今、お時間よろしいですか…?」


呼吸を整えてから、私は彼のベッドサイドに立って話しかけた。