病院恋愛

自分にショックを受けていた私は、まわりの声が聞こえていなかった。


その時、何が話されていたのかも…。






「ほら今だって、『私変な顔だったの、最悪…』なんて思ってるのよきっと。あの落ち込みようはそうだわ。なんで逆の発想になるのか…。基本ネガティブだから、もう…。」


「…重症だな。……ん??そういえばあの10秒に一度はうるさく話す隼人が静…か…」


そう言って、理人と茉莉花が隼人の方を向くと…




「………ゲ」




「隼人…。顔、変、だぞ…?」






「っ!!……ウルサイッ………」


顔を真っ赤にした隼人が、口元を手で隠していた。