朝比奈君の肩に手を置いて、ニコニコと微笑む光さん。


朝比奈君も嫌がる様子はない。




……そして、


二人が醸し出す、空気というか雰囲気が似ていて…。


どこからどう見ても『カップル』にしか見えなくて。


誰にも近づけさせないような(お姉さんはいたけど)、親密な感じ。






チリッ…




胸が焼けるような、小さな痛み…。




まだ私が『真っ白』だったあの頃を思い出す、懐かしい痛み。




…もう、忘れたと思っていたのに。