私達は…帰りにカラオケに行った。

教室だといつだれがくるかわからず…学校の鍵を閉められると大変だからだ。

真っ直ぐ家に帰らすにカラオケに寄ったのは…。

お互いの恋愛相談などをしたいからである。

「小夏はさぁ?介人君にちゃんと寂しいっか悲しいとか逢いたいとか自分の気持ちはっきり言ってる?」

「え?あぁ…。あんまり言ってないかも。余計な心配はかけたくないからさ…。」

そう。心配をかけたくない。
でも…正直伝えるのが怖い…。
ウザイ女だとか…
束縛女だとか…
疑い深い女とか…
重たいとか…

介人にそう思われるのが怖い…。


介人に…
「お前…俺がいなくて寂しくないか?大丈夫か?」ってきいてくれるけど…
「大丈夫だよぉ。心配症だなぁ。」って言ってごまかす。


怖いから…。