私と隼人は二人で私の家まで歩いていた。
本当は姉さんも一緒に帰るはずだったンだけど…姉さんは「私は大切な人と一緒に帰るから先に帰えってて」
なんて言って行ってしまった。
「大切な人って誰だろうな」
大切な人それは多分先生だと私は思った。
「学校の先生だと思うよ」
由佳姉さんの担任の先生は…誰にでも優しくてとてもかっこよくて若い先生だ。

由佳姉さんは先生のことが気になっているらしい。
どうせ振られるに決まってるのに。