望んでないよ、そんなこと。
ただ
ひとりぼっちが寂しいだけだもん……。
頷いたあたしは
布団にするすると入っていった。
温かい…。
ヨシキの体温が
布団にも移っている。
「佳代、あったかいー」
幸せ〜♪、と言いながら
あたしに抱きついてきた。
あたしもヨシキにくっついた。
−−二人だと
もう
寒くないね
あたし達は
二人じゃないと
ダメなんだ…
二人じゃないと
寒い冬なんか
乗り越えられない
二人じゃないと
不安で寂しくて…
だから
二人なんだ
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…