「わぉ……、Σねぇ!!」 「なんでごじゃりますかー?」 「ファンに気付かれたらどーすんの?!」 ふざけていたヨシキが、一瞬真顔になった。 それに驚く自分。 身を乗り出していたあたしは、重たくシートにもたれた。 「あのねぇ…」 「……;」