「んじゃ」

片手を軽くあげて、ヨシキは再びあたしの手をとり、会場から飛び出た。




−−バタンッ

(きゃーー!!!!!ヨシキが結婚ーーッッ!!!!)


アキラさんの叫び声が、扉越しに響いてきた。