わがまま、言わせてよ【ミュージシャンとの恋】



「…たまには」


「……」







息を吸わず一気に、
全てあたしの思いをヨシキに伝えた。







「……わがまま、言わせてよ」















「……」


なおも固まり続けるヨシキ。


一発、蹴りを食らわせてやった。





顔をブンブン左右に振りだす。

どうやら目を覚ましたらしい。