わがまま、言わせてよ【ミュージシャンとの恋】



「……気持ち悪くて」




「え…?」


ヨシキのシャンプーの匂いが鼻に入ってきた。


惑わぬよう、ヨシキから体を離す。





「妊娠した…の…」













ずっと俯いていた。




どんな表情をしているのか、すごく気になったけれど……、
それとは半面に、


怖くて顔を上げられなかった。







あたしは、ヨシキが口を開くまでの数秒、強く目を閉じていた。








ガサガサッ−…