何が楽しいのか満開の向日葵みたいな笑顔をわたしに向けている。 何ていうか…… …コータの笑顔はなんかくすぐったい。 だからその笑顔を向けられたときはちょっと目をそらすのがわたしの癖だったりする。 「まだ…寝てないもん」 「嘘だ。寝てたよ」 「寝てないってばー」 「デコにボタンの痕があるじゃん」 コータは自分のおでこを指差しながら笑った。 わたしは慌てておでこをさすると、しっかりボコボコした手触りが残った。 ほんとだ……最悪。