でも、そっか…… 彼女……いないのか……。 そう心の奥底でつぶやきながら、卵焼きをくわえてると、 「おまたせっ」 男子が二人、購買で買ったパンと飲み物を片手に教室へと戻って来た。 その二人は手近な空いているイスを引っ掴んでわたし達の和に加わった。 そう、これが、わたし達の仲のいいグループである。 「里音、ほれ。イチゴオレ」 目の前に差し出されたピンク色のパック。 「ん、あっ!ありがと!待って財布は……と」 「いいよ別に。奢りだ」