「ん、、、んまぃ。」

彼は、満足そうな顔をして言う。

「あっ、、え・・・。」

私今、顔真っ赤だ・・・。

多分。

どんどん、身体が熱くなってくのがわかる。

「料理上手いじゃん。お前。」

「なっ、なんで・・・」

「んだよ。くれるんだろ??いぃじゃねぇか。」

にやっと、笑う彼。

そんな優しそうな
言葉と雰囲気に

ついつい許して
言葉をなくしてしまう。

「んまかった。あ〜〜、時間だ。じゃな。」

そう言って、
彼はすっと立ち上がると

桜の木の丘をかけ降りて行った。