「・・・。」

私は、呆れて言葉も出ない。

彼は、指についたクリ−ムを舐めてた。

「食った、食った。」

満足そうな、彼の顔。

「・・・なぁ。」

いきなり、鋭い目付きでこっちを向かれた。

「お前、食べないの??弁当。」

私のお弁当箱を指さして言う。

「たっ、食べます・・・食べますよっ!!」

私は、彼の横にペタンと座ると、

弁当箱を広げた。

私に、親なんていない。

小さい頃に二人とも死んだ。

中学では、寮生活だった。