――――――――――― ――――――――― ――――――― わぁ…。 みごとに 空っぽだぁ。 教室には 誰もいなくて いっぱい飾ってあった 設営物も剥がしてあった。 「本当に卒業したんだ…。」 なんか 実感ないなぁ…。 「奏…大好きだったよ。」 あたしは 窓から見える 空に呟いた――…。 「呼んだ――…???」 へっ……?? あたしは 声のするほうに 振り返った。