何気ない毎日に飽き飽きしてきた。

毎日同じことの繰り返し……。

彼氏もいない、特にすることもない。

唯一、バスケだけが私の取り柄だった。



中2の春。
私も先輩となった。



たくさんの後輩が部活に来ている。
まだ入部するかわからないような後輩に愛想を振りまく。



「今日は来てくれてありがとう!」
「体験でもしてく????」



いつもはめっちゃ厳しい先輩たちが、
2つも年下の後輩に気を使ってる。



「先輩たち、はりきってるね」


そういって笑ってるのが私の親友の麻紀。

小学校の時からずっと一緒だ。


私がバスケ部に入ったのも、麻紀が誘ってくれたからだ。


マジで麻紀には感謝してる。
麻紀がいなかったら、今の私は何もなかったはず。