私はそれで泣いてしまった。

 止まっていると、すごく怖い。
 それに、プールから水がこぼれて、さらに怖くなった。

 帰っていると、後ろから慎也が歩いてきた。
 慎也は平気そうな顔をしている。

 私はまだ涙が止まらない。