【咲月 side】
「ごめんなさい」
え?
やっぱり……。
私は小さくうなずいた。
「波香、トイレ行こ」
「うん」
トイレに入った瞬間、涙があふれ出した。
私、石橋咲月は、1年間片思いしていた亮にふられた。
今までにしたことのない、本気の恋だった。
でも、しょうがない。亮は私のこと好きじゃないんだから。
「咲月、大丈夫?」
波香は、心配してくれたみたいで、トイレから出てこない私に声をかけてくれた。
「うん」
私の涙は、止まることなく、あふれてく。
人生初の告白。
ふられる時の悲しさなんて、知らなかった。
――キーンコーンカーンコーン。
業間休みの終わりのチャイムが鳴った。
もう行かなきゃ。
そう思って、トイレから出た。
「咲月、大丈夫?」
波香が心配そうな顔してこっちに来た。
「うん。もう大丈夫」
「ごめんなさい」
え?
やっぱり……。
私は小さくうなずいた。
「波香、トイレ行こ」
「うん」
トイレに入った瞬間、涙があふれ出した。
私、石橋咲月は、1年間片思いしていた亮にふられた。
今までにしたことのない、本気の恋だった。
でも、しょうがない。亮は私のこと好きじゃないんだから。
「咲月、大丈夫?」
波香は、心配してくれたみたいで、トイレから出てこない私に声をかけてくれた。
「うん」
私の涙は、止まることなく、あふれてく。
人生初の告白。
ふられる時の悲しさなんて、知らなかった。
――キーンコーンカーンコーン。
業間休みの終わりのチャイムが鳴った。
もう行かなきゃ。
そう思って、トイレから出た。
「咲月、大丈夫?」
波香が心配そうな顔してこっちに来た。
「うん。もう大丈夫」