「あ…」 視線の先には、 スーツ姿の先輩。 …先輩を見るのも 今日で最後。 スーツ姿の先輩は いつもよりかっこよくて、 なんだか、 未来に向かって 一歩一歩進むように 花道を歩く先輩は、 遠い存在のように 見えた。