先輩のスーツ姿―卒業―




そしてあたしは
後ろを振り向いて
先輩の背中を見つめる。




先輩の背中には
かすかに夕日が差していた。









「ねえ、先輩…

好きでした……―。」






そっと、背中につぶやく―…。








春を感じさせる風の匂いが

甘酸っぱいあたしの心を
包んでいた―。








END