次の日私は学校を休んだ。携帯がなった。
私は嫌々ながら携帯を取った。
麻紀からだ
『今日どうした?みんな心配してるよ〜』
何でか分からないけど涙がでてきた。
『大丈夫だよ!午後から行くね☆』
本当は行きたくなかった・・・勝人に会うと思うと心か゛痛んだ。
「あら、夏那学校行くの?」
いちいちうるさいなぁ〜
「うん」
学校に着いた。
入ろうか迷った、でも麻紀が居るから大丈夫と自分に言い聞かせた。
「夏那〜良かった心配したよ!」
ホッとした。
「ゴメンね〜今日勝人来てる?」
「ん〜ずっと保健室に居ると思うよ」
何で?そっちは傷ついてないくせに!
その時は、まだ何で勝人が私に別れを告げたのか分かってなかった、それを知るのは高校生になってからだった。
無事に学校が終わった。
いち早く家に帰りたかった、早く気持ちをすべて、誰かに預けたかった。
ガチャ、家に入った瞬間、力がぬけた。
「ただいま」
ん?返事がない。
キッチンに行くと母が一人で泣いていた。
「どうしたの?お父さんは?!」
母は何も言わずに紙を私に渡した。
読んだ瞬間に頭が真っ白になった。紙に書いてあった内容はこうだ。
『本当にすまない。お父さんは、お母さんより一緒に居たい人ができた。ゴメンな夏那・詩織』
ふざけんな!私はその頃から男と言うものが、信じる事が出来なくなった。そして、私の光が闇になった瞬間でもあった。