すでに永澤は包丁を大きく振り上げていた……
「……ギャァアァアアァア!!」
「……うわぁあぁあ!!」




サクッ………!!




包丁を立てて自分の首を刺している永澤の姿が映った。




「…………ま……マジか……」






ドサッ…!








南沢の指を更に3本頂戴するとタイマーは止まる……






新島は部屋を後にし、取り残された永澤はモニターに新島の妹の指を失わせた事件に居合わせた桜田が横たわっている映像が目に飛び込む。





桜田は間一髪のところで助かっていた。




そして桜田が携帯を取ったかと思うと、それと同時に扉の先からなぜか自分の携帯の着信が鳴り響いていることに気づく……









扉の先にある廊下を進んでいくと、そこには……







「……………×……!」



そこにはトラウマになりつつある『×』が2つ描かれた扉……