何ということだ……！？
こんなことに今まで気づかなかったなんて…！！
ビｨｨィイイイ…！ビｨｨィイイイ…！！
電話の向こうからサイレンが響く…
『…さ…桜田さん！…ど…どうしよう！！もう…時間がない……！！』
タイマーは30秒を切った。
応援は間に合う様子もない……
つまり……
もう…どちらかを選択しなければならない……！！
「……イヤァァア！！助けてぇぇえ！！」
丸山を見る度に叫んだ……
ビｨｨィイイイ…！
00:26…
ビｨｨィイイイ…！
00:25…
ビｨｨィイイイ…！
00:24…
突破口が浮かばない…！
どうすれば……
どうすれば永澤を助けられる…？！
ｳｨﾝ…ウィｨｨィイイン…！
「……嫌だ！！嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ！！！」
