『………永澤閑………さぁ…ゲームを始めよう……!』

「……どういうことよ!!…話と違うじゃないのよ!!」

『…お前はまだ自分の過ちを反省していないようだ………』

「…うるさい!…うるさい!うるさい!…はるなちゃん!!アンタに何が分かるのよ!!」


天の声は淡々と話を進める。


『………ならば…お前にも大切なものを失う気持ちを味あわせてやろう…!……タイマーは作動した。……それが0になると、お前の頭と恋人の頭に向かって銃が発砲される…』

ウィィィィイイン…!

部屋の天井の隅を見ると監視カメラがあり、それぞれに銃が乗っかっていた。


「……………ッ!」


ガチャガチャッ…!


いつのまにか入口は封印されており、次の部屋へと繋がる扉も予想していたが施錠されていた。




ウィィィィイイン…!


そして自分が動くとカメラと銃もこちらを向いた。



どこへ行っても屈んでも銃口は永澤の頭部を狙っていた。

まるで銃を額に突き付けられいるような感覚…