君想い

やっぱり自己紹介したほうがいいのだろうか、せっかくしてくれたのだから。というかするのが当たり前じゃないか。でもあんな態度をとって今更恥ずかしくなかなか行動にうつせなかった。

どうしようと1人考えていると。

その隣の女の子は、「結城 光輔君か、綺麗な名前。両親に感謝しなきゃね。」と彼女は机に貼ってあった僕の名前を見てあの綺麗な笑顔でもう一度話しかけてくれた。

僕の心臓はまた少し鼓動が早くなった。なぜ心臓がはやくなったのか、名前を褒められたからだったのか、その時はわからなかったが、心臓はなかなか元には戻ってくれなかったことを覚えている。