「確かに言いにくいよね…こう言う部屋じゃ…。」 時間は過ぎて夜の10時半。 夜の暗がりの中、私の家からそう遠くない場所に私は歩を進めていた。 そこにはあっという間に着いた。 心臓がどきどきと高鳴る。 まさかこんな気持ちにさせられるなんて、今日の朝では考えられなかった。 そこにあったのは普通の一軒家。 初めて見る一軒家だが、未だに初めてなのが驚きかもしれない。 そんな事を私はその家の表札を見るまで考えていた。 表札には猿川と書かれていた。 そう、そこはヒロ君の家だった。