Cold Phantom [後編]

私は少なくともあの部屋が気になった。

あの部屋にはなにかある様に思えてならない。

(もし、マリアさんの言うお爺ちゃんが今も生きていたら…)

不謹慎にもふとそんな事を思う。

でも、もし生きていたらあの部屋の事をよく知っているかもしれない。

まぁ、いたとしても話してくれるかは別になるかもしれないが…

「姫納さん、姫納祥子さん。」

名前を呼ばれ私は立ち上がった。