遊んでいると時間はすぐに過ぎてしまう

「もう帰らなきゃ」

晴樹はお母さんとの約束を思いだした。

「じゃ帰ろうか」

「うん」
「またね」

それぞれの家へと足を向ける

家の近くに一台の車が停まっていた。

その近くには、隣りに住むお兄さんが居た

「あれ?」

晴樹は男が持っている箱に目が行った。

「あ?なんだ、テメェ」

そんな晴樹の視線に、気付いたのか
近堂は晴樹を睨付ける。

晴樹は怖がりもせず、近堂に近付いていた。

「それ、駅前のケーキだよね」

晴樹は箱を指差した。

「知ってんのか?」

「うん、そこのイチゴのケーキ好きなんだ」

晴樹は答えた