あんな風に言っているけど、ママはきっとあなたのこと認めてきてると思うわ。



ベッドの傍にイスを持ってきてそこへ座ると



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水が入った器とタオルを出して、タオルを絞りブライアンの額に乗せた。



「ブライアン・・・話は全て母から聞いたわ。」



エレン・ブラックウッド・・・男を見る目だけはあるようだけど、ブライアンだけは絶対に渡さないわ。

こそこそと卑怯者。

女なら、愛する男性のために度胸を見せなさいよ。

正々堂々と、あたしも迎えてやるわ!



ジュリアはまだ見ぬエレンに激しい怒りを感じた。




ブライアン・・・心配しないでね。

あたしは大丈夫よ。

あなたのためだもの。

あなたのためなら、強くなれる。

だって、愛しているから・・・




ジュリアはそっと、唇にキスをした。