ピッ─────────



「フフッ どうでしたか?ブライアンさん?」



テレビを切り、満足そうに言うジュリアに、ブライアンは素直に



「君はやっぱりすごいな!」



そして二人で大笑い。




しかし、ひとしきり笑うとブライアンは改まってジュリアを見据えた。



「なに?」


「いや。ジュリア、今回は本当にありがとう。」


「そんなに改まって言うなんて何だか変ね?」


「う〜ん・・・」



唸りながら照れ臭そうな表情に変わる。



そうして体を、ジュリアから再びテレビに向ける。




「いつもはお調子者でも、アイツは、君がいない間僕を支えてくれてたからね・・・それにどれだけコニーを愛しているかもわかってたから、幸せになってほしいと思ってた。」


「そうだったの。ダニエルさん、幸せそうに見えた?」


「あぁ、もちろん。世界で2番目に幸せな奴だよ。」


「え?1番目は?」


「そりゃもちろん僕さ!」



そう言って、笑うジュリアを抱き寄せた。



「こんなに素敵な女性は他にいないよ。」


「ホントにそう思う?」


「もちろんさ。人に幸せをもたらしてくれる可愛い君に出会えて、僕は本当に幸せものだよ。」



ジュリアの頭を撫でながら染々言うブライアンに、ジュリアはこれ以上ないほどに、幸せで満ち足りていた。