笑う夜の闇【短篇集2】

まだ科学では解明されていない、人には見えないもう一本の道がある

天から垂れたその道には、コロコロ、フワフワと玉の様な物が、キラキラと輝きながら落ちてくる

誰にも見えないその玉は、本人にすらわからない程の小さな新しい意識を作りながら、力強く、軽やかに何処かに向かっていくのだ

意識なき霊魂は、こうしてまた地上に舞い降りる



―見て、モニターを…

―小さいけど、小さな心臓が小刻みに揺れてるよ

―話かけたら聞こえるのかな…

―こんにちは…早く姿を見せてね


その声は、小さな意識に優しく届いた


この神秘が解明されるのは、いつの事だろうか…