笑う夜の闇【短篇集2】

目を閉じていながら、光を感じる様な感覚が、外の世界へ飛び出した事を教え、いつしか知らぬ間に魂の道に乗っているようだ

押し合いへし合いしているのだろう…他の霊魂達が側にいるような気がする

話は出来ない…

想像してみると、ガラス玉の様な物の集まりが緩やかに漂いながら、一本の筋になって空へと登って行く

もし、この光景を見る事が出来る人が居たなら、一つ一つが鱗の様に見え、まるで龍が天に登る姿に見えるのかも知れない

これから何処へ行くのか…

それは分からないが不安ではない

もう、意識すら薄れ始めているんだから…

―何だか…心地いい…な

最後にそんな事を思いながら、俺の意識は無くなり、



ただの霊魂になった