―道中気を付けてね
母の声は、まるで子供にかける言葉だ
無理もない…俺を産む時、見えないながら、確かに存在する俺を今と同じようにモニターで見ながら話かけていたんだろうから
別れを惜しむ家族と、それをただ聞いている俺に優しく医師が割り込み、いよいよ摘出が始まる
まるで水に流されるように、ドンブラコと何処かに吸い寄せられていく
口元から繋がれたであろう管を通り、ゆっくりと摘出されていく俺は、家族の声を聞きながら
自らの体から出た…
母の声は、まるで子供にかける言葉だ
無理もない…俺を産む時、見えないながら、確かに存在する俺を今と同じようにモニターで見ながら話かけていたんだろうから
別れを惜しむ家族と、それをただ聞いている俺に優しく医師が割り込み、いよいよ摘出が始まる
まるで水に流されるように、ドンブラコと何処かに吸い寄せられていく
口元から繋がれたであろう管を通り、ゆっくりと摘出されていく俺は、家族の声を聞きながら
自らの体から出た…


