父と母が泣きながら話かけている…
何度も…何度も
―聞こえてるか?
―聞こえてる?
意識の入った俺の体と、意識の映ったモニターに同じ言葉をかけている
もっと他にも言う事があるだろうに…
―ちゃんと聞こえてるよ
この言葉は届かない
その時…ふと気付く事があった
様々な宗教で都合のいい解釈をされて来たが、死後の世界はないのだろう
いや、あったにしても、意識はあと少しの時間で消えてなくなる
霊魂が残ったとして、意識がなければもはや『無』に等しい
今も尚、愛する人の声を聞きながらにして、俺の声は届かない
この狭間が生と死の境界線であり、無意識に感じてきた恐怖なのだろう
何度も…何度も
―聞こえてるか?
―聞こえてる?
意識の入った俺の体と、意識の映ったモニターに同じ言葉をかけている
もっと他にも言う事があるだろうに…
―ちゃんと聞こえてるよ
この言葉は届かない
その時…ふと気付く事があった
様々な宗教で都合のいい解釈をされて来たが、死後の世界はないのだろう
いや、あったにしても、意識はあと少しの時間で消えてなくなる
霊魂が残ったとして、意識がなければもはや『無』に等しい
今も尚、愛する人の声を聞きながらにして、俺の声は届かない
この狭間が生と死の境界線であり、無意識に感じてきた恐怖なのだろう


