笑う夜の闇【短篇集2】


独りになった部屋で、今は生活をこなしている

今の所、振り返る幸せはない

土曜日の夜は少しセンチになるのはしかたない

彼女の好きだった苺大福をせつなくほうばっては見たが、やはり甘いものは得意じゃないな…

見慣れない土曜日のTVはやはり面白くもない

半分が白紙になったこれからの人生…

また新しい色で塗る事が出来るのだろうか

同じ価値観で仕上げる、一枚の絵を書く人に出会う事が出来るんだろうか…

切り取られた幸せな過去と一緒に、この日携帯から彼女のメモリーを消した