彼の言葉には耳を疑った…
沈黙が過ぎれば過ぎる程、いたたまれない気持ちが増して行き、顔すら見れなくなった
人生には幾つの分岐があるんだろうか?
ここがもしかしたら分岐点なのかも知れない
決断をしなければいけない時なのかも…
幾つ目の決断なのかはわからないけど、必ずそんな場面があるのだから
彼の部屋から右と左…どちらの足から出たのかなんて覚えていない
でももしかしたら、違う方の足から出た細やかな分岐もあるのだろう
でもそれは永久にわからない、正解なんてあったとしても、確かめる事なんて出来ない
この決断は間違い?
でもしかたないじゃないか
理由があって、きっかけがあって、今の私の心が結果を求めようとしてる
携帯のディスプレイ…
一番たくさんの発信と着信をした番号を表示させた
押せない発信ボタンが私の迷い
消せないディスプレイも私の迷い
もはや迷っている段階まで来てしまっている
違う道を歩こう…
親指は発信ボタンを押し、私は目を閉じた…


