カズがここまで綺麗なものや、可愛いものに執着するのは何か理由がありそう。 普通の感覚なら、この部屋に何時間かいるだけで、気が変になりそうなくらいの部屋に、平気で住んでられるんだから。 それでも、寝室は割りと落ち着いていた。 「カズはいっつもこっちで寝てるから、亜美はベッド使って」 「私、床でいいよ」 「カズはベッドで寝たことないからいいのぉ」 「わかった。じゃあ、おやすみ」 「おやすみぃ」