「伸也、待ちなさい。私も新垣さんも展開が急すぎてついていけないよ。亜美さんの意見も伺わなければいけないし。亜美さん、どうだい?」 伸也さんのお父さんは優しく私に語りかけてくれた。 「伸也さん…お見合いは?去年じゃなかった?」 「破談になった」 「そっか…」 何を話せばいいのか頭が混乱する。 「亜美さんは伸也でいいのかい?」 「そんなこと亜美に聞かなくてもいい」 でも、この一言で思い出した。 私が今言わなきゃいけないこと。 「伸也失礼な事を…」